はじめに
こんにちは。ny-yoです。Photosynthにソフトウェアエンジニアとして入社して2年目になりました。製造関連のソフトウェア開発・保守を中心にweb、インフラなど、薄く広く携わっています。
そんな私ですが、今年、第一子が誕生したことをきっかけに育児休業を取得しました。
取得して感じたこと、これからの働き方について考えたことを紹介します。
なぜ取ったか
最初は「取らなくてもいいかな」と思っていました。「休業扱い」なので当然収入はゼロ。育児休業給付金もあるが、6割支給で減収。
が、いろいろと情報を集めたりいろんな人の話を聞いているうちに、
「子供はまるで別の生き物」
「とにかくやってみないとわからないことが多い」
「なれないうちは育児と仕事の両立は不可能」
と感じ、思い切って3ヶ月の育休を取得することにしました。
休みに入る前
幸いにも休み前に関わっていたプロジェクトは概ね順調に遂行してました。
QA評価完了、インフラ構築も終わり、APIサーバーへの本番環境デプロイへの準備とリリースに向けての各種調整という状態でした。
私が担当している領域もほぼ完了していたので、大きな引き継ぎはなかったです。
とはいえ、何かあった時の調査・証跡や各種手順などは引き継ぎと3ヶ月後の復帰した自分への「遺言」も兼ねて作成&レビューしました。
あと、これはIoTサービスを扱っているPhotosynthならではだと思いますが、使っていた検証デバイスなど休み期間中の紛失リスクが懸念あったので、保管場所・台数を記録、関連メンバーに周知するなど徹底しました。デバイスあってこそのIoTサービスなのでその辺りのケアは慎重に扱うようにしてました。
この「記憶より記録すること」「周知すること」のアプローチはとても大事だと常に感じてます。
育休期間の過ごし方
休み期間中は、業務で使っていた会社貸与PCは回収(情シスで預かっていただいた)、さらに、社用slackアカウント、メールアカウントも全て期間中は無効化されました。
情報セキュリティの観点からも当然の対応だと思います。が、やはり、アクセスできる状態だと「つい見てしまう、通知に反応してしまう」状態なので、いい意味で完全に業務から切り離された状態になったと思います。
そもそも「休業扱い」なので業務すること自体がNG。
休み中はとにかく子供の世話に翻弄していた気がします。とにかく昼夜関係なく泣く、すぐ熱が出る、あやす、などと色々大変で、それは今も変わらないです。最近はやっと慣れてはきましたが、当時は休み取らないととてもじゃないけど仕事との両立なんかできなかったと感じてます。
休み明けの業務復帰
復帰後はキャッチアップが必要だったため、出社とリモートワークを半分ずつ取り入れてバランスよく柔軟な働き方を心がけていました。このとき、休み前に色々残しておいたおかげで復帰後のキャッチアップ・思い出しは概ねスムーズにできたかなと感じています。
復帰して2ヶ月ぐらい経った頃、休み前に携わっていたプロジェクトの保守案件がありました。その際、アプリケーションのデプロイ方法を完全に失念していて、「どうやるんだっけ」と社内リソースを漁っていたらまさにぴったりの記事が見つかり、誰が書いたんだろうと思ってみたら半年前の自分でした。
やはり「記憶より記録」、「遺言」が大事ですね。
ワークスタイルの変化
子供中心の生活にがらっと変わって、まだまだ手がかかるので、家のタスクをこなさないと生きていけないなと感じる日々です。なので、緊急案件や調査・対応がないときは長い時間働かないように心がけるようにしています。早めに切り上げたり「明日でもよいもの」は無理せず持ち越したりなど。
Photosynthのエンジニアは裁量労働制のため、働き方・時間をある程度自分で柔軟にコントロールできるのもありがたいなと感じてます。朝ごはんを食べさせたり、夕方にお風呂に入れたり寝かしつけしたり、そのための時間も確保できるようになってます。
その分プライベート時間はなくなり、子供関連と家事関連の時間になりました。なので、自分の勉強時間や興味ある技術のちょっとしたリサーチなどは思い切って諦めました。
本当に必要な業務に直結するものだけ業務時間に調べて、あとは追い追い身につくでしょうぐらいの楽観的な感じで。
あとは、技術書代は順調にミルク代に消えていき、毎日子供を抱っこするせいか体重が6キロ落ちました。
育休を取って感じたこと・よかったこと
Photosynthは周りでも育休をとっている社員がいたり、上長に申し出た時も前向きな反応をいただけたりと、私の観測している限り、このあたりの理解がかなり得やすい環境なのではないかと思います。おかげで気兼ねなく休みに入れましたし、休みの期間メンバーにさまざまな形でフォローいただいたりなど、とても感謝しています。
「育児」=「育自」。子供の成長を通して、自分も人間的に成長する、のようです。大変なことも多いですが、子供の成長を間近で見れるのは嬉しいですね。エンジニアとしても日々精進して、より良いIoTサービスの開発に貢献していければと思います。
以上です。
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