フォトシンス エンジニアブログ

株式会社Photosynth のテックブログです

Akerunというプロダクトに興奮した話

Phtosynth入社3ヶ月目、27年目の新入社員です。

52年人間やっていますと、色々あります。色々考えます。

27年テレビ作り続けていると、社会情勢も変わりますし、合わせてユーザー層も、構成人数も変わります。自分自身の生活ステージも、ただ仕事に全力を傾けられた時期から、家庭を持ち、家事育児とのバランスを考えた働き方に変わってきました。

そして介護が目の前に

介護の大変さ

前職はテレビを作る人だったので、その立場から介護に携われないかと考え、市場調査を行いました。

介護をする方の中でも「介護老人福祉施設」勤務の方、ケアマネージャーさん、介護職員さん、看護師さんに聞き取りを行いました。

その中で、皆さんが口にされたのは
・利用者様との会話が業務に影響する
認知症の方の捜索が大変
でした。

世に出ているアンケート結果には現れていない事象なので「ほぅ」と思った次第です。

会話負担

会話の何が大変なのか?

施設のスタイル、利用者様の性格にもよるとは思うのですが「会話に飢えている」方が多いそうです。

介護職員さんも、利用者様に気持ち良く利用して頂きたいので、日常業務をしながら会話を行うのですが、「会話が途切れない」「日常作業の時間が伸びてしまう」という状況になっているそうです。

少し話はずれますが、私、長らく「個人的に」テレビをコンシェルジェにしようという取り組みをしていました。

さらに2022年にChatGPTでLLMが利用しやすくなった事もあり、会話ができる相棒的なものを作れる目処が立ちました。

なので、聞いた瞬間に「何らかのプロダクトは提供できるな」と思いました。 こちらは、また別の機会があれば

脱走対応

こちらはより重大な問題です

利用者様本人には脱走の意識は無いのですが、職員の皆様は「いなくなった!」「探さなきゃ!」「施設内?施設外?」と探さなくてはならなくなり、夜中だとそれはそれは大変なことになるとか。

想像するだけで、部外者にも関わらず「頑張って下さい」という申し訳ないような気持ちになります。

何らかの発信機を装着しても外されたり、真っ裸で脱走されたりと、効果的な方法が見つからなかったそうです。

出会っちゃいました

私、実はPhotosynthという会社の事を全く知らずにキャリアアドバイザーさんの勧めに従って、入社試験を受けさせて頂きました。

今、お世話になっている部署の方が、面接の際に、楽しそうに業務を語っているのを見て「是非入社したい」という意思を固めました。

話がそれました。会社愛が漏れ出しました。

で、「Akerun」に出会っちゃいました。 これは私が欲しかったプロダクトそのものじゃ無いでしょうか? 今はまだ、介護分野を視野に入れているかどうか、入社3ヶ月目の私には知る由もありませんが、出会っちゃいました。

akerun.com

各扉にセンサーがつくという事は、ゾーニングが簡単に出来そうですよね?

一番、ノーマルな利用法だと
・ドアの開け閉めには必ずキーを利用する(ログが残る)

キーを持ち歩けない方には
・ボタンを押せばドアが開く(ログが残る)

勝手に出歩かれては困る方には
・承認制でドアを開ける(ログが残る)

「Akerun」を知って3秒くらいで上記の妄想が浮かんだので、現場の方に紹介するだけで興味を持ってもらえそうな気はします。

実証実験で現場の意見を取り入れれば、とても喜ばれるんじゃ無いかな?って思いました。

介護の問題は、今後ご家庭の問題にもなります。

介護する側、介護される側、双方に対してまだまだ社会に貢献できる部分は多いんじゃ無いかな、私ももっと貢献したいな、と思う次第であります。


後日談

既に弊社で徳洲会さんに同様の目的で、納入実績があるそうです!

photosynth.co.jp

こちらは入院患者さんが勝手に抜け出す事例が結構多いそうです。

もう!脱走ダメ!絶対!


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