こんにちは。 フォトシンスでエンジニア採用をやっております@YUKI_0405と申します。
フォトシンスのエンジニア採用担当者として今回、こちらにブログを書かせていただくことになりました。
このブログでは、私個人としての 「エンジニア採用担当者のこころえ」 を綴りたいと思います。
【目次】
1. 初めに
前提として、お役にたてる情報は特にないと思いますので、目次からご興味が湧かない方は、ここでご拝読を終了していただくことをお勧めいたしますm( )m
まず最初に、私の自己紹介を簡単にさせていただきます。
結論から申し上げますと、人事のキャリアは約10年ほどあるものの、 採用担当としての経験はまだまだひよっこ🐥レベルです・・ 。 なので、これから書き連ねることに対しても、温かい目で読んでいただけますと幸いです。
私の人事としてのキャリアは、前職からスタートしました。
前職は人材派遣/営業代行の会社で、そこで未経験から労務を始めて約4年間、フォトシンス 入社2年目まで通算約6年間、労務領域にいました。
今から3年前に、キャリア採用担当としてエンジニア職を含む全職種の採用をした後、 現在は主にエンジニア採用をミッションに日々奮闘をしています。
何をやっているか
- 採用戦略策定
・採用手法の計画立案
具体的には・・
「このポジョションはエージェントさんの方がターゲット見つけやすいよね」や、 「ダイレクトリクルーティング媒体はこれよりあっちの方がターゲットいそうだよね」 など 部門からのバックオーダーに基づいて効果性が高そうな手法のバランスの道筋を概ね立てます。 (とはいえ、現実は全ての手法を全網羅的にやらないと難しいですが..)
部門と求人の擦り合わせ
・ターゲットのペルソナヒアリング ・スカウトの基準設定スカウト文の作成&エージェントさんとの打ち合わせ
・ダイレクトリクルーティング: ポジションごとにテンプレートを作成
・エージェントさん: 部門とすり合わせをした求人内容やペルソナについて、ターゲット目線と乖離が出ないよう具体的にすり合わせをして、よりマッチ度が高い候補者を見つけていただく準備をするスカウト&候補者進捗
カジュアル面談or面接(※面接はエンジニアの方が担当)
クロージング
細かいところはまだまだありますが、大枠は上記のようなフローで採用活動をしています。
2. エンジニア採用担当になってまずやったこと
採用担当になって3年経ち、今でこそ基本の知識はわかるものの(まだまだ勉強することは沢山ありますが)、エンジニア採用を始めた頃は「コードって何?」のレベルからのスタートで、本当にダメダメでした。
そんなレベルの奴が、「最低限の知識だけは身につけたい、開発についてもっと知りたい」といった単なる私の探究心と興味と担当者としての責務の想いから、【エンジニア採用担当者のこころえ】として、まずは3つのことを実施しました。
・エンジニア採用の本を読みまくる
・つてを使ってエンジニア採用をやっている人事の方に、やっていること、成功事例などの話を聞きまくる
・エンジニア採用に特化したエージェントさんに市況感やターゲットデータベースなどを聞きまくる
実施してよかったこと
・「勉強」の観点でやっていなかったため、すぐに実務に落とし込めるイメージが湧き、その分、吸収力が抜群によかったこと
・同職種の方々の苦戦していること、実体験のお話で、これから来るであろう波に対してある程度の心の準備ができたこと(これめっちゃ大事でした)
・成功事例を真似してみて、自社や自分のやり方と合っているかの検証ができた
・プロであるエージェントさんのお話しや提案などを聞いたりある意味、壁打ち相手ができたこと
非エンジニアの担当者が、「コードについて詳しく話して!」と言われた場合、Google先生に味方をしてもらったとしても、技術本を読んだとしてもきっとちんぷんかんぷんです。 ですが、わからないなりにもエンジニア採用担当者としての基礎知識は覚えていた方が、面談時にエンジニアの方とのお話もスムーズになると思いますし、スカウト作業や採用実務できっと役に立つと思います。もし、これから1人体制でエンジニア採用を始められる方がいらっしゃいましたら、まずはこちらを実践いただくと知識だけでなく気持ちも楽になるかもしれません。
私がエンジニア採用のスタートとして読んだ本の一部をご紹介します。有名な本なので読んだことがあるエンジニア採用担当者は多いと思いますが、技術や基本的な開発環境に対して優しく説明されていて読みやすいです。
参考本
https://www.amazon.co.jp/%E4%BD%9C%E3%82%8B%E3%82%82%E3%81%AE%E3%83%BB%E4%BD%9C%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%83%BB%E4%BD%9C%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AD%A6%E3%81%B6-%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%83%BB%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E6%8B%85%E5%BD%93%E8%80%85%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AEIT%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AE%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%81%8C%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E6%9C%AC-%E4%B8%AD%E5%B3%B6-%E4%BD%91%E6%82%9F/dp/479816531X/ref=asc_df_479816531X/?tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=342595526565&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=14978878202848301864&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=c&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1009343&hvtargid=pla-901708087633&psc=1&th=1&psc=1www.amazon.co.jp
https://www.amazon.co.jp/%E9%9D%9E%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8-%EF%BD%9E%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AE%E5%A7%8B%E3%82%81%E6%96%B9%EF%BD%9E-%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BEJELLYFISH/dp/4814925298/ref=asc_df_4814925298/?tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=588980016217&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=836347945083156382&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=c&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1028853&hvtargid=pla-1648058463088&psc=1&th=1&psc=1www.amazon.co.jp
3. エンジニア採用への想い
現在の市場感として、エンジニア採用は高難度と言われていて、私自身も本当にそう感じます。
採用がうまくいっている企業さまのお話を聞いても、同じようなことを網羅的にやっている気がしてならず、「あとは何をやったら良いのか」、「何をやるべきなのか」、「やれることってあるの?(ないわけないじゃん。と自分でツッコミ入れてますが)」などなど、採用戦略的なところで悩んでいる事は、本音としてあります。
でも、私はエンジニア採用が楽しくて仕方がないのです。エンジニア採用のご縁をいただけて有り難いと思いますし、これからもやっていきたいと思っています。
なぜ?とよく言われますし、周りから見たら苦悩しかないと思われているかもしれません。ですが、人からどう思われていようとも、私はエンジニア採用が楽しくて仕方ないです。(2回言った!)
理由は沢山あるのですが、大きくは2つあります。
理由① 現場と協業して採用活動ができること
理由② 難易度が高い分のやりがいと達成感があること
▼理由① 現場と協業して採用活動ができる
企業さまによって様々だとは思いますが、フォトシンスは採用と現場の距離が近くそれぞれの役割を分担して採用活動をしています。
私は、採用において最も大事なことが、これだと思っています。「点と点がつながり線になっていく」一点だけでは線にならないので、個々の協力があってこそ採用成功ができるものだと考えています。
開発採用に関してでいうと、例えば組み込みエンジニアの方のクロージング面談などにWEBエンジニアに参加していただいたり、逆も然りのようなことが当社では常にあり、人事⇆募集職種のエンジニアだけでなく、全職種のエンジニアが一体となり領域を超え協力し合いながら採用活動をしています。
非エンジニアの担当者が技術のことを話すことは難しいと前述させていただきましたが、 採用担当としての役割は他にもたくさんあるので、個々の役割を最大限に出しながら同じ目的に向かって一緒に活動する。 企業カルチャーにも起因することなので、これが正解!はないですが、私個人の“こころえ“としては、
「エンジニアにはなれないけれど、自社の開発環境についてできる限りのインプットをして、 採用に対して最大限のアウトプットをしていく。」 エンジニア採用担当としての出来うる範囲以上のことを常に考え実行していくこと。を大切にしています。
▼理由②難易度が高い分のやりがいと達成感がある
“達成感“をどこに置くかは人それぞれだと思いますが、わかりやすいところでいうと、入社の意思決定(内定承諾)をいただけた時でしょうか。
まず、当社のエンジニア採用手法としては大きくは下記の2つです。
・ダイレクトリクルーティング
・人材紹介会社経由
一般的にエンジニア採用は、ダイレクトリクルーティングの比重が高くなるかと思います。
当社でも同じ感覚です。
ダイレクトリクルーティングでは、一般的なフローと同じく主に下記の流れと気持ちで進めています。
- 1.ターゲットにスカウト送信
→1人のエンジニアに対して数十社の企業から受信されている想定でいる
- 2.スカウトの返信がくる
→送信数に対して返信数は数%のレベルなので、とっても嬉しい!
(けれど、当社だけではないでしょう・・)
- 3.カジュアル面談
→興味を持っていただくために自社のアピール頑張る時間
- 4.選考意思をいただく
→ちょうど転職の時期だったこと、興味を持っていただけたことのタイミングが重なりここで初めて選考進捗となる
(だけど、当社だけではないでしょう・・)
- 5.選考フェーズ(当社は選考2回~3回)
→他社との選考スケジュールも鑑みながら候補者様と接点を持ち意欲を保っていただきながら進捗を進めていく。また、技術だけではなくカルチャーマッチも必要になってくるので、双方のマッチ度が高くないと双方またはどちらかが選考継続しないこともあります。
- 6.内定フェーズ
→オファー!!と喜ぶのも束の間、オファーを出す企業は当社だけではないので、意思決定をいただくための最終クロージングに尽力する
私のこころえとしては、入社の意思決定をいただくことが採用のゴールではないので、入社後のミスマッチが出ないように、アピールだけでなく課題や現状もちゃんと話すことを念頭に置いています。
どのタイミングでも、沢山のライバル企業が常に隣にいる状況なのでその分、意思決定をいただく可能性も低くなってきます。
もちろんこれはエンジニア採用だけに限ったことではないですが、1人のエンジニアに対して数十社のライバルがいるこの現実で、当社に入社を決めていただく事は簡単ではないです。
ですが、意思決定いただけた時の嬉しさは壁が高い分に大きいものだと思います。
それが、私がエンジニア採用をやっているモチベーションの一つになっているのです。
(では、どうやったら採用成功まで辿り着くのか・・の議論はまたの機会にしたいと思います。)
4. 最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
エンジニア採用は結果が中々出ない分、苦しいことも多い。とよく聞きますが、自社で働くエンジニアの方々のために。と思えば、その苦しさも糧になるのではないでしょうか。
締めが精神論みたいになってしまいましたが、 自分のこころえを決めて実行してみると、意外と楽しいものです。
採用のプロだね!と言われるようにこれからも精進したいと思います。
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